
今日はわたしにとって、ちょっぴりチャレンジな告白。
よかったら見てってください。
もくじ
HSPってなに?
最近ちまたで流行りの「HSP」。
何の略語か正しく答えることができるでしょうか?
Highly Sensitive Person ハイリ― センシティブ パーソン
アメリカの心理学者エレイン・N・アーロンさんが提唱した心理学的な概念を指し、
生まれつき感受性が強く、周りからの刺激に敏感な性質のことです。
HSPの特徴
HSPには4つの特徴があり、すべてにあてはまる人がHSPであるとされています。
〇Depth of processing: ものごとを深く考える
〇Overstimulation: 刺激を受けやすい
〇Emotional reactivity and high empathy: 感情的に反応しやすく、共感しやすい
〇Sensitivity to subtleties: かすかな刺激に対して敏感
5人にひとりがこのHSPであるといわれて、わたし自身も、うわ、わたしやん!!と
共感の嵐が暴風警報発令するレベルで吹き荒れました。
最近は「繊細さん」というふうにも書かれている本がみられますね。
武田友紀さんの著書が有名です!
インスタやブログ、TwitterでHSP向けの発信がたくさんみられるようになり、
わかるわかる、他にもこういう人いたんだ~安心~と思っていたのですが、
HSPの特徴を読んでいると、どうしてもひとつだけ、腑に落ちない点があったのです。
それは、「生まれつき」であること。
HSPは生まれつき、脳の「島皮質」や「偏桃体」のはたらきが強いそうです。
島皮質は他人の感情の理解をするはたらきがあったり身体に関する情報と感情を結び付ける部位のことです。
また偏桃体は感情を司る場所で、この働きが高まることで、不安や恐怖の神経回路が過剰に働きやすいといわれています。
だから外の刺激に敏感だったり、他人の気持ちをくみ取れるという特徴が現れるのです。
そのため、HSPは先天的な特徴で、後からHSPになる、ということはないのです。
この1点だけ、あまりしっくりこずに少しひっかかっていました。
こどものころからいろいろなことに敏感だと思っていたけれど、そう思い始めたのは小学校高学年からで、それより前は何にも感じてなかった気がするなあ。
むしろ超絶わがままでマイペースに過ごしていた気がしています。
うーん、こんなのでHSPを気取ってしまっていいんだろうか?
でもその他の特徴はしっかり当てはまるんだよなあ…
と思っていました。
そんなとき、これまたSNSで「AC」という言葉を目にするのです。
そしてわたしはまさに、「AC」であることに気が付きました。
では「AC」とは何なのか?
ACってなに?
Adult Children アダルトチルドレン
1970年代にアメリカで提唱され始め、その明確な概念は
アルコール依存症の親を持つ子どもたち(Adult Children of Alcoholics: ACoA)のことを指し、彼らが大人になった時に対人関係の問題を抱えたり、生きづらさに悩んだりすることが問題視されていました。
今ではその考えかたが広がり、機能不全家族といわれる、問題を抱えた親との関わり(虐待や育児放棄など)を経験して、その時に受けた心の傷がその後の生き方に影響するいわれるようになりました。
さらにはいわゆる機能不全家族だけでなく、親や保護者との関係の不仲、親の離婚などなど…により、子どものときに家庭内で抱えたトラブルで起こったトラウマを解消できないまま大人になってしまった人のことを指している、とされています。
わたしがACになった理由
これやん。
HSPちゃうやん、ACやん。
となりました。
ではなぜ、わたしはACになったのでしょうか。
特に両親と不仲なわけでもないですし、両親のことは大好きです。
わたしの両親はとても優しく、進路についてもわたしのやりたいことを優先させてくれ、おかげで資格職にもつけています。
2人の兄の下に産まれ末っ子のわたしは、わがままを言っても許される存在。
小さいころはそれに甘えまくりで過ごしていました。
しかし小学生のとき、忘れられない出来事がありました。
小学4年生の冬、何が悪かったのか少し体調を崩してしまい、何日か続けて学校を休んだことがきっかけに、わたしはだんだん学校にいけなくなってしまいました。
なんとなく身体がしんどくて、行きたくなくて。
友達がおいでよって言ってくれても、なかなか行けず…
結局5年生の1学期はまるまるお休みしたのです。
母が連れて行ってくれた小児科では、「自律神経失調症」だと言われました。
特に薬などもらわず、そのまま帰宅。
仕事から帰ってきた父にこう言われました。
「そんなには怠け者がかかる病気だ」
いつも優しく、めったに怒ることのない父に、そう冷たく言われたことが今でも忘れられません。
そして同じ時期に、母からもある言葉を言われました。
母にとってはきっとなんでもない言葉だったし、良い意味にとらえることもできたかもしれないけれど、当時のわたしにはできなかった言葉です。
「もし上に女の子がいたら、あなたは生まれてなかったかもね。」
今思うと、学校にいけなくなったわたしのことを、両親も持てあましていたのかもしれませんね…。
2人の言葉を聞いて、わたしは
「愛してもらえるのは当たり前ではない」
「いいこでいないと愛してもらえない」
と思うようになりました。
ああ、思えばあれからわたしはいいこでいようとするようになったなあ…と
自分自身気づいていなかったことに気づかされた出来事でした。
実家を出た今でも、わたしの行動の基準は「いいこであるか」「世間的に見て、親が自慢できる娘であるか」というところにあります。
なかなか治せないし、そもそも気づくのに時間がかかりすぎてしまったけれど、わたしももう、28歳になります。
そろそろ両親のことばも許して、傷ついた自分を受け入れて、頑張ってきた自分をほめて、、、自分のことを自由にしてあげたいなあと考えている今日このごろです。
もしかしたら読んでくれている人の中に共感してくれる人がいるかもしれません。
このブログやTwitter、SNSは、わたしがACの呪縛から解き放たれようと始めたことのひとつです。
やるべきこと、こうあるべきから離れて、やりたいことをやって、言いたいこと言ってみるための旅。
ちまちまと書いてるので、これからも見ていただけると嬉しいです。
誰かに勇気を与えられたり、誰かを元気にできたらもっと嬉しいなあ。
参考にしたサイト
HSP、ACのお話は他のサイトをいくつか参考にさせてもらったので、ご紹介です。
下記、みてみてくださいね!
田村淳さんも公表した「HSP」とは?
アダルトチルドレンの6つのタイプ