ただ、生きる。それだけ 生きるぼくら/原田マハ

原田マハさんの「生きるぼくら」
2020年読んだ本の中で、1番好きだったかもしれません。

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あらすじ
麻生人生は、ひきこもっていた。
高校でいじめに遭い、中退して働くが長続きせずひきこもりとなって4年、人生は24歳になった。
人生が小学生のときに離婚してからひとりきりで人生を育ててくれた母に、いまだ頼りきりしがみついて生きていた。

そしてその母は、突然姿を消す。
残されたのは5万円と、たった10枚の年賀状。
その中にあった名前を見て、人生は忘れかけていたあの日々を思い出した。

マーサばあちゃんに会いに、蓼科へ。

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原田マハさんの本を読むときはいつも泣いてしまうけれど、この本も漏れなくそうでした。
人生はマーサばあちゃんと一緒にお米づくりをはじめます。
ひとつひとつ手作業で、手探りで進めていく命の育みが、どんなに尊いか。
こんな便利な時代に生まれたから知らなかったわたしたちは不幸かもしれない。
同時に、今ならなんでもできるじゃん。どこへでもいけるじゃん。
と思いました。

これまでの価値観から解放され、毎日を楽しむことがどんなにすばらしいか気づいていく人生の姿に胸をうたれました。
わたしもわたしの「人生」をしっかり歩まなくちゃ。わたしの「人生」を耕すのも水をやるのも、生かすも殺すも私次第。
この本に出会えてよかった。

ありがとう原田マハさん。

みなさんもマーサばあちゃんに会いに行きませんか?